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波佐見焼見聞録05

執筆者の写真: Utsuwa-Bito staffUtsuwa-Bito staff

「西の原」



古民家が立ち並び、買い物や食事などを楽しめる集合区画がこちらの西の原。

街全体が美しいです。ぜひ波佐見のそばに行ったら立ち寄って欲しい!


元々は1500坪(5000平方メートル)もある大きな窯元の建物群です。磁器作りが分業体制だった事で、ロクロ場、鋳込み場、下絵場、施釉場等々、作業場が一棟ずつ別れて残っていました。だから何軒も連なった街作りともいえるリノベーションができた訳です。

ほどよい坂のある場所なので、また雰囲気が良い~。



廃業された窯元の土地を前述の西海陶器さんが引き取り、波佐見という町の復興シンボルとするべく作ったんですね。

仕事場の古民家群という事もあり、器や、雑貨を探すだけではなく、街全体に歴史が見え隠れしているのが面白いです。


この街は若い人たちをどうやって引き込むか、それこそが波佐見町の未来につながると相当考えられています。おっさんでもワクワクしながら見て回れました。コロナ騒ぎがなければ、この日ももっともっと人がいたんだろうなー。



食事、喫茶、雑貨、化粧品、運動(なんとボルダリング!)

結構な時間ぶらついていられそう。

で、その中のうつわ、ですが。。


話を聞くとなんと元無印のデザイナーが新たなブランドを立ち上げて作っているうつわが並んでおりました。

私が一番書きたかったのはココ!


若い人たちが可愛いなー、オシャレだなーと手に取り、その後、皿を意識してくれるようになる装置がここにはあるんです。

無印のお皿と、それよりもオシャレだと思えてしまう同じ価値の皿があったら、どちらを手に取りたいでしょうか?

(無印をディスった訳ではありません。ご容赦を。)



まずはオシャレな街を作り、一箇所に人を集めました。さてさてこの次は、何をするつもりなのか??

「ヒトとモノの架け橋となり人々の暮らしを豊かにしたい」は西海陶器さんが掲げるビジョン。

古き良き日本と現代への架け橋、さらには世界にアンテナを伸ばしている会社、、、気になりますねー。

社長とお話をしてみたい!


古き良き文化を使って未来を創造する、そんな装置が「西の原」というデザインされた場所でした。

いやー、勉強になった。。


絶対オススメー。

私もまた行きたいです!


(つづく)







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